中古マンションの5つの魅力〜僕はこれに魅了された〜

皆様こんにちは。

中古マンションマンです。

 

中古のマンションをこよなく愛する、中古マンションマンです。

 

今日は、

僕がなぜ中古マンションに魅了されるようになったのか、

中古マンションの魅力って何なのか、

そんなことをお話しできればと思います。

 

・・・よくある感じで、5つに絞ってみました。

 

中古マンションの5つの魅力

1. 知れば知るほど奥が深い!

(えっ、何言ってんのこの人・・・)

とか心の中で言う人もいるかもしれませんが、

僕が中古マンションを愛する一番の理由は、その奥深さです。

知っても知っても、知り尽くすことはない、

「中古マンション学」みたいな研究分野ができてもいいのではないかな、

とか、それくらいのことを思わせる奥深さです。

 

というのも、あまりにたくさんのものがありすぎて、

玉石混交も甚だしい世界なのです。

僕の目にはキラキラと輝いて見える中古マンションもあれば、

ただの石ころのようなものもあり。

ところが、ただの石ころのようだと目に映っていたものが、

中身を知ると、実に美しい光を放つことがあったり。

その逆も然り。

 

見た目やネットで調べて出てくるくらいの情報では、

何も判断できないのが中古マンションなのです。

 

竣工時から重ねてきた歴史をひとつひとつ紐解いて、

その本当の価値を明らかにしていく姿は

考古学と通じるものもあるのかもしれません。

 

かなり抽象的なお話を一発目に持ってきましたが、

「本気で知ろうと思わなければその価値がわからない」

というところに中古マンションの魅力があるのだと思います。

以降、もう少し具体的なことを書きますね。

 

2. リスクが低い!

「中古マンションはリスクが低い!」

と声高らかに宣言すると、

(えっ、何言ってんのこの人・・・)

と心の中でつぶやく人が、これまたたくさんいるかもしれません。

 

中古マンションの魅力は、その奥深さにあることをつらつら書きましたが、

つまりは、中古マンションは知ることができるのです。

知り得た事実・実績を積み重ねることで、不確実なことを減らせるのです。

 

おそらく、多くの人が抱く中古への不安といえば、

「そのうちボロボロになって住みにくくなるのではないか」

「長く住んで、例えば築100年になったらどうなるのか」

とか、そういったことではないでしょうか。

 

築50年を超えるような古いマンションを、

ほとんどの人が見たこともないし、住んだこともないですから、

将来像がわからないこと、将来が不確実であることをリスクとして

捉えていると言い換えられます。

 

・・・果たしてそうでしょうか?

 

知らないだけで、事実・実績を積み重ねれば、わかることもあります。

事実の積み重ねで不確実なことを減らすことができれば、

リスクは低くなると言えるでしょう。

 

中古マンションには、これまでにたくさんの人が長い年月住んできています。

昔からずっと住み続けている人もいれば、途中からの人も。

所有者として居住している人がいれば、賃貸で借りている人も。

いずれにしても、そのマンションの健康を維持するために、

住人たちがどのようなことをしてきたのか、知ることができます。

 

そのマンションは、今現在、どのような財政事情なのかもわかりますし、

将来どのようにお金を使って健康を維持していくつもりなのかもわかります。

 

すごく簡単にまとめると、過去・現在・未来がわかる、ということです。

 過去:修繕履歴、総会議事録、住人の声、管理人の声、管理会社の声

 現在:重要事項説明書、総会議事録、住人の声、管理人の声、管理会社の声

 未来:長期修繕計画案、総会議事録、住人の声、管理人の声、管理会社の声

など参考に、事実を積み重ねていけばよいのです。

 

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3. 安い!

これは、もう、ご存知の通りです。

「住宅購入」「中古マンション」「リノベーション」

とか、そんなキーワードで調べ物をしたり、

書籍を読んだことがある人なら、下の図は見たことあるかもしれません。

 

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日本では、新築分譲時の価格を100%とすると、

大体20年も経つと分譲時の約半分程度の価値に、

大体35年も経つともう下がらないくらいの価値になります。

 

 

これについては、色々な記事や書籍がありそうなので、

多くを語りませんが、一点だけ補足します。

玉石混交の中古マンションの世界において、

石ころでも宝石でも、同じ推移を辿るということは、

忘れないでおいてください。

宝石は高くて、石ころは安い、という世界ではありません。

石ころでも宝石でも、古くなれば価格が下がります。

 

一点だけ、と言っておいて、もうひとつ注意がありました。

築年数を経るごとに「価値が下がる」という言い方は間違いで、

あくまで「価格が下がる」という言い方が正しいと言えます。

どう意味かは、、、考えてみてください。

 

ちなみに、この本にあった<消費の家>と<資産の家>という

考え方は面白かったです。

 

4. 立地がいい!

稀にいい立地に建つ新築もありますが、

基本的には既に出来上がっている街の中心部に

新築マンションは建ちにくいと言えます。

なぜかと言えば、既に建物が建っているからです。

 

電車の広告などで、

バス便の便利さを謳い文句にしている新築マンション

宣伝を見たことがないでしょうか?

ディベロッパーは、買主さんの将来の資産形成とか、

そう言った視線は持っていないんですかね。。

 

シンプルにまとめると、

人口が増えた日本では、駅の近くにマンションが建てられるようになりました。

しかし、それでも人口が増えた日本では、もう少し外側に建てられるように。

それでも足りないので、もう少し外に・・・

ということが繰り返されてきました。

現代において駅から離れた場所に建つマンションは過剰供給といって過言ではない

と言えますが、当時は人が住むための受け皿が必要だったのですね。

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5. 選択肢が多い!

最後に、当たり前のことを言います。

中古マンションの方がたくさんあります!

新築とは、

「竣工後1年未満かつ未使用の状態の物件」

です。

 

要は、誰かが住んだり、1年を経過したりすると中古になります。

2015年度末時点で、

 中古マンションストック数:約623万戸

 新築マンション供給数:約10万戸

なので、選択肢の多さという点では言うまでもないかなと思います。

 

新築マンションを考えている方が同じ予算をかけるとすれば、

中古マンションの方が、より好きな街に住めたり、

より駅から近いところに住めたり、より広いお部屋に住めたり、

中古マンションの選択さえ間違えなければ、いいことしかないでしょう。

 

 

 

長々と書いてしまいましたが、小難しい話にならないように、

数字や定量的なデータはなるべく使わないようにしました。

むしろ、上記で示したような考え方をきちんと理解してもらいたいのです。

「中古は不安だなぁ」

「中古は価値がないだろうなぁ」

などという漠然な考えは、半分は正しく、半分は間違っています。

繰り返しになりますが、玉石混交なんです。

正しい目を持って、石ころを選ばないようにしてあげれば、

中古はむしろリスクが低い。

しかも、安く、好立地で、たくさんの選択肢の中から住まいを選ぶ

ことができるのだから、それはそれは魅力的です。

・・・石ころを選ばなければ、ですよ。

 

是非、参考にしてくださいませ。