東陽町をお散歩してきたよ①

皆様こんにちは。

中古マンションマンです。

 

中古のマンションをこよなく愛する、中古マンションマンです。

 

少しずつ暖かい日も増えてきて、

春がもうすぐそこまで来ている様ですね。

こんな日には、中古マンションでも見ながらブラブラ歩きたいな。

 

・・・ということで、中古マンションの聖地、

東陽町

にお散歩に来ちゃいました!

 

勝手に中古マンションの聖地だとか言ってしまいましたが、 

中古マンションマン的には、この街は非常に魅力的です。

 

 なんせ、たくさん優良な中古マンションがありますし、

 実は色々なお店があってお散歩していても飽きないし、

 大きな公園・親水公園など緑が豊かですし、

 下町感を味わいたかったら門仲か砂町銀座に行けばいいし、

 ショッピングモールなら南砂町SUNAMOがあるし、

 茅場町とか日本橋おしゃれな食事や買い物も楽しめるし、

 

いいところばかりです。

 

利便性がいいからこそ、住人たちもこの住まいを無駄にはできないぞ、

と築年数の古いマンションでもきちんと管理されているのかもしれませんね。

 

さて、それではさっそく東陽町駅から歩き始めましょうね。

 

メトロハイツ東陽

おぉ、いきなりいいマンションが出てきましたね。

東陽町の4番出口を出たら、もうそこがメトロハイツ東陽です。

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メトロハイツ東陽は、1986年3月竣工のマンションで、

東京都住宅供給公社の分譲です。

戸数も260戸を超える大型のマンションで、

兎にも角にも立地が最高ですね。

ほぼ駅じゃないですか、ここ。

いや〜、住みたい!

 

パイロットハウ東陽町

駅の南側を立て続けに行きましょうか。

まずは、パイロットハウ東陽町

1978年10月竣工、138戸のマンションです。

東・南・西向きのお部屋が配置されていますが、

ここだったら東向きですかねぇ。

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三井東陽ハイツ

お住いの方も売りたがらないみたいですね。

立地も良く、管理・修繕もきちんとしており、

住人の方のマンション愛が伝わってきます。

目の前に新築マンションが建設中ですが、

間違いなく、住環境という面ではプラスになりますね。

前までは居酒屋でしたからね。

 

大規模修繕を3年ほど前に終え、

共用部分・外観はとてもきれいですよ〜!

 

1979年10月竣工、126 戸となっています。

地元の方曰く、昔はこのエリアの富裕層が住んでいたそうです。

なんでも最上階だけメゾネットになっているそうな

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イトーピア東陽町

俯瞰で見ると、面白い形してるんですよね、ここ。

気になる様だったら地図を見てみてください。

 

このマンションも1979年7月竣工と築年数が経っておりますが、

エントランスは古さを感じさせない作りになっています。

500戸近くある大規模マンションですから、

それに恥ない入り口になっています。

リバーサイドなところもいいですよね。

うん、実に立派。

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ファミリータウン東陽

東陽町に住んでいる人なら誰でも知っているでしょうね。

図書館の向こう側の、あのマンションです。

このマンションも、分譲当時はお金持ちが住んでいた様で、

今も分譲当時からの住人の意識が色濃く残っています。

綺麗に整備された公園など、とにかく緑が多いので

メンテナンスは大変だと思いますが、よくやってますよね。

 

ファミリータウンの珍しいところは、広いという点です。

このエリアですと、古いマンションだと60平米前後が中心で、

70平米を超えるお部屋がスタンダードなこのファミリータウンは、

特別な存在と言ってもいいのかもしれません。

 

ひとつだけ難点があるとすれば、フローリングを使用できません。

規約が変わればフローリングの施工も可能になるかもしれませんが、

今の規約では、医者からの診断書を提示するなど、よほどのことがない限り、

フローリングにはできません。

 

1982年竣工で、総戸数はラッキーセブンの777戸です!

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こうやって見ていると、どれも40歳目前のマンションですね。

ですが、いずれのマンションも、行き届いた管理と適切な修繕で、

マンションの質が維持されていることがよくわかります。

同じ40歳でも死にかけのマンションもありますからね。。。

 

こうやっていいマンションを見ていると、

なんだか元気が出て来ますね!

こんな優良なストックがたくさんあるのだから、

どんどん活かして、もっと中古マンションを当たり前に!

 

駅の北側もぐるっと回って来たので、それはまた次回。

 

では!

負動産を残すくらいなら、いっそ借金こさえて死んでくれ

皆様こんにちは。

中古マンションマンです。

 

中古のマンションをこよなく愛する、中古マンションマンです。

 

 

ちょっと過激なタイトルで、

どうやってエクスキューズを入れようかと早速悩んでますが、

別に「借金つくれ!」とか「死ね!」とか言ってる訳ではないです。

ただ、住宅を購入するという事は、意図してもしなくても資産を持つ

ということになります。

そしてその資産を、いつかは誰かが引き継ぐことになります。

そんな視点から住宅購入について考えていきますので、

何か気づきがあれば幸いです。

 

 

不動産じゃなくて「負」動産?

まず前提として、ふたつのことをお話ししますね。

ひとつは、「負」動産について。

もうひとつは、相続の基本的な内容について。

 

「負」動産っていう言葉、聞いたことがあるでしょうか?

最近「負」動産に関する色々な記事が書かれているので、

詳しい解説はお譲りしようと思うのですが、

簡単に言うと、

「負債の様な不動産」

「資産にならない不動産」

もっとざっくり言うと、

「いらないのに手放せない不動産」

というのはわかりやすいでしょうか。

 

兄弟姉妹で実家を取り合っていた時代は終わり、

兄弟姉妹で実家を押し付けあっている時代になりました。

「富」動産ではなく、「負」動産へ。

悲しい現実ですが、人口減少、人口移動が進んでいる中、

いくら不動産と言えど、その存在価値を維持するのは

容易なことではないと言えるでしょう。

 

以下の書籍・記事など大変参考になります。

 

『あなたの不動産が「負動産」になる』

 

週刊東洋経済 2017年1月28日号』

  

負動産(不動産神話の崩壊)

www.at-at.jp

 

不動産暴落で「負動産」に!「いまが買いどき」に騙されるな

smart-flash.jp

 

 不動産が負動産になる時代[野口レポート]

souzoku-adv.com

  

相続の承認・限定承認・放棄とは?

もうひとつ、なんだかややこしそうな相続について

初歩的なところだけざっと見てみましょう。

 

相続税基礎控除枠が減らされたぞー、

というニュースも見聞きした事があると思います。

ここも、細かいところはおいておいて、本題に関わるところだけ。

 

相続をする時に、相続人(遺された配偶者や子供たち)は

・単純承認

・限定承認

相続放棄

のいずれかを選択する事ができます。

それぞれの内容を下記にまとめますね。

 

・単純承認

被相続人の一切の権利義務を承継することになります。

なので、資産も負債もまるっと相続します。

相続開始を知った日から3ヶ月すると、単純承認されたことになります。

 

・限定承認

相続財産から被相続人の負債を支払って、余った分を相続します。

逆に負債の方が大きくても、相続財産で返せない分の負債は

承継する必要がありません。

相続開始を知った日から3ヶ月以内に、相続人全員で、

家庭裁判所に申述する必要があります。

 

相続放棄

遺産も負債もどちらも承継しません、ということになります。

シンプルに、何もいらない!という感じですね。

相続放棄は各々の相続人が個別に行えます。

限定承認同様に、相続の開始を知った日から3ヶ月以内に

家庭裁判所への申述が必要になります。

 

相続についてはSUUMO相続というサイトが便利そうなので、

参考にしてみてください。

souzoku.suumo.jp

 

 

負動産なんて「放棄」しちゃえばいい?

ここまで、「負」動産であったり相続であったり、

話の前提となる内容についてつらつら書いてきましたが、ここからです。

 

相続財産は受け取ることもできるし、放棄もできるんでしょ?

だったら、いらない不動産は放棄しちゃえばいいじゃん!

って考えたくなりませんか?

私だったら、美味しいところだけもらっちゃおうかな、

なんて下心が出ちゃうと思います。

 

ところが、相続においては、前述の3種類しかなく、

「これはいる!でも、これはいらない!」

ということはできません。

 

「死んだ父さんの預貯金は兄弟で分けようぜ!」

「でも実家はいらないから放棄しようぜ!」

 

・・・できません。

 

資産性の高い不動産だったら、
「実家を売って、それを兄弟で分け合おうぜ!」
という事ができるのですが、手放したくても手放せない、

それが「負」動産です。

 

実家の売却・片付け・税金・・・・・

「カツオが磯野家を片づける日」

そんな本を読んだ事がある方はいますか?

40を過ぎたカツオが例のあの家の片付けをしていく物語です。

割と面白かったので、気になれば読んでみてください。

 

何らかのきっかけで実家の片付けをした事がある人はわかるでしょうが、

なぜか実家には「何でこんな物取っておくの?」

と嘆きたくなるような代物が次々に出てきます。

実家を売るにしても貸すにしても、放っておくにしても、

ひとまずは片づけをしないと、実家が廃墟一直線になってしまいますから、

何もしないというわけにはいきません。

(片づけてると、タンスの中から現金が出てきたりもしますし。)

 

一生懸命片づけて、その後この家をどうしようか。

色々な選択肢があると思いますが、例えばそのまま放置はどうでしょう。

いやいや、廃墟一直線ですね、やはり。

あるいは、放置した家でよそ者が事件でも起こした日にはたまりませんね。

日本の空き家の推移をみれば明らかなとおり、実際、放置された住宅は

年々増えていますが、できれば放置は避けたい。

 

となれば、とりあえず売ってしまおうというのも手です。

ただ、「負」動産についてお話ししているわけですから、

売るのも容易ではない。

東京で働いて、お休みの日に地元に戻って不動産屋さんと

打ち合わせをしたり、少しでもよく見えるように、

お部屋の掃除をしたり、なかなかゆっくり休めませんね。

 

そうこうしている間にも、あくまで不動産は資産ですから、

固定資産税は掛かってくる訳です。

すごく迷惑な存在なのに、お金だけ取られちゃうなんて、

何ともしんどいですね。

税金のことを考えると更地にもなかなかできないし。

 

いっそ借金こさえて死んでくれ

と、そんな「負」動産を相続したつもりで考えていると、

ふと、こんなことを思ったりするかもしれません。

 

「いっそ、相続放棄してしまえばよかった。。」

 

とは言え、他の資産との兼ね合いもありますから、

相続放棄をするのも簡単ではありません。

そんなことが頭によぎると、次にはこんなことを考えるかもしれません。

 

「いっそ、負債の方が多ければバサッと相続放棄できたのに。。」

 

「負」動産といえど、土地・建物は負債ではなく資産ですから困りもの。

被相続人が借金まみれで、

 

「お前からの相続なんて俺は関わりたくねぇんだよ!」

 

とか、思い切って言えたならどんなにか気持ちが楽になるでしょう。

 

繰り返しになりますけど、「借金つくれ!」「死ね!」

と言っているわけではないですよ。

でも、「負」動産を相続したらどうなるのか、妄想をしていくと、

辛いですけど、いっそ借金ごと気持ちよく相続放棄できたらな、

なんて思ってしまうかもしれません。

 

と、いう訳で

住宅を購入するという事は、不動産資産を手に入れるという事です。

そして、それは世代を超えて受け継がれていくことになります。

であるならば、住宅を購入するときには、30年後、40年後、50年後、

あるいは、自分の人生が終わるときのことまで想像を膨らませて、

しっかりと考えていただきたいです。

 

当然未来を正確に読むことはできないし、

思った通りに事が運ぶほど世の中は甘くないとは思います。

ただ、人口が減っていますよね、高齢化が進みますよね、

と確定づけられた未来もあるわけですから、

そんな未来を見据えた上で住宅購入について向き合っていただけると、

子供のため・孫のためになるかもしれません。

 

自然の豊かなところで、

広いお庭があるお家で、

子育て世代が多い環境で、

のびのびと子供を育てたい、

 

という考え方は、もしかすると、

長い目で見たときには、子供の幸せにはならないかもしれません。

 

住まいの在り方に、正解はないと思います。

人それぞれの価値観に基づいて、住まいもそれぞれです。

それでも、住宅購入は大きなお買い物ですから、

なんとなくの知識・フィーリングで大きな決断をすることが無いように、

きちんと考えていただければと思います。

 

あれ、中古マンションの話が出てきませんでしたね。

 

まぁいいか、それではまた会いましょう。

管理費・修繕積立金がイヤだから戸建がいいという人がいるけれど

皆様こんにちは。

中古マンションマンです。

 

中古のマンションをこよなく愛する、中古マンションマンです。

 

 

住宅購入を考えるとき、色々な選択肢がありますよね。

中古マンションマン的には、都市生活者(首都圏に限らず)は

中古マンションを買うのがオススメですが、

とは言え、家の買い方については悩むところだと思います。

 

中には、戸建に住みたいという人もいますね。

ただ、自分たちの理想のライフスタイルを熟考した上で

戸建に住みたいと結論づけるのであればいいのですが、中には、

 

 ・「家を持つ=戸建を買う」という既成概念に囚われている人

 ・管理費や修繕積立金がかからないから戸建がいい

 

というような、トンデモナイ理由で戸建を求める人もいます。

今回は、後者の管理費・修繕積立金というところについて書いてきます。

住宅購入を考えている方は参考にしていただければ。

 

本当にモッタイナイお金なの?

トンデモナイ話に聞こえますが、

「管理費・修繕積立金」というランニングコストがかからないから、

という理由で戸建に気持ちが傾いている人は割と多いように思います。

なので、まずは、建物の維持管理の実際について考えてみましょう。

 

実際にシミュレーションしてもいいのですが、

戸建vsマンションの比較はよく行われていますから、

他の記事を参考にしていきましょうね。

 

例えば、LIXILリアルティ.comによれば、

マンションVS戸建て、生涯コストは同じくらい

と結論づけています。

purchase.lixilrealty.com

 

さくら事務所の田中歩さんの記事もとても参考になります。

戸建住宅のライフサイクルについての論文をもとに、

月額3万円程度の修繕積み立てをしながら適宜修繕していけば、

一定の価値を保ちながら長く住宅を使うことができる

ということを指摘しています。

style.nikkei.com

 

これらの記事を一言でまとめますと、

戸建もマンションも修繕にかかるお金は変わらないよ!

ということが言えると思います。

管理費・修繕積立金という名目で毎月積み立てられるか、

自身で貯蓄をしていくか、という違いですね。

 

ただし、これはあくまで必要な「お金」の話であって、

かけたお金がどれくらいの価値を持つのかという点については、

戸建とマンションの修繕において大きな違いがあったりします。

その辺りも見ていきましょう。

 

未然に防ぐか、事後に対処するか?

家は路上に放置されている。

セコムのCMで、こんなコピーがありました。

 

セコムなので、当然セキュリティについてのコピーなのですが、

私はそれを見て、

確かに建物って雨ざらしだよな、雨に弱いのに...

ということを感じました。

 

木だって雨に弱いし、鉄筋コンクリートだって雨に弱い。

それでも路上に放置されて雨ざらしになるしかないのが、

住宅の宿命と言えます。

 

であれば、建物を維持するために最も重要なことは何かと言えば、

雨との戦いだと言っても良いかもしれません。

(いや、少し言い過ぎな気もしますが。)

 

戸建とマンションの修繕で大きく違う点は、

 ・何かが起こってから問題に対処するのか(戸建)

 ・何も起こらないように計画的に予防するのか(マンション)

といったところになると思います。

 

雨との戦いについて言えば、

ほとんどの戸建住宅は雨漏りが起こって初めてその対処に乗り出します

一方でマンションについて言えば、プロの管理会社が作成した、

長期間にわたる修繕計画に基づいて、建物を維持するための修繕が行われます

例えば、5〜6年に1度行われる屋上防水であったり、

10〜15年に1度行われる大規模修繕(壁面防水)だったりします。

 

そのままで価値を保てますか?

中古の価値が見直されている、という話を耳にすることが増えてきました。

ただし、何でもかんでも「古くても良い」とは国としても考えておらず、

いいものはいい、ダメなものはダメ、と評価が二極化することが予想されます。

 

高いお金を払って手に入れた住宅ですから、

できれば価値を保ちたいと思うのは当たり前の気持ちだと思います。

ただ、建物の維持管理について何も考えずに住み続けると、

気付くと価値を下げる結果になるかもしれません。

 

というのも、「住宅履歴」の重要性が増しているからです。

きちんとしたメンテナンスがされてきたのか否か、

客観的な資料としての「住宅履歴」の内容が建物の評価対象として

より重要視される未来が容易に想像できます。

ホームインスペクションを促す法改正も行われましたからね。

www.fudousan.or.jp

 

戸建であれば、自身の判断で「何も修繕しない」ということも可能です。

しかし、二極化が進む中古住宅流通において、

価値を保つことを考えると「何も修繕しない」という選択は

なかなか現実的ではないと言ってよいでしょう。

 

プロに任せっきりでも大丈夫?

とは言え、マンションだからプロに任せっきりでいいわけではありません。

適正な管理がされているのか、住人全体=管理組合としても

目を光らせる必要はあります。

 

最近話題になったこんな記事もありました。

www.reform-online.jp

 

「管理会社=プロ」と「管理組合=素人」で進めていくマンション管理では、

管理組合としても高い意識を持つことが大切です。

例えば、管理組合向けのコンサルティングサービスを活用するのも

ひとつの対策と言えるでしょう。

www.s-mankan.com

 

 

戸建を買うこと、建てることは別に悪いことではありません。

ただ、もしも「ランニングコスト」という点で戸建を検討しているのであれば、

大きな買い物ですから、しっかり考え直した方が良いでしょう。

 

それでは。

大倉山ハイム@大倉山

皆様こんにちは。

中古マンションマンです。

 

中古のマンションをこよなく愛する、中古マンションマンです。

 

本日は東急東横線大倉山駅」10分ほどに位置する、

大倉山ハイムをご紹介します!!!

 

おそらく、これまで書いてきた、

宮前平富士通ハイツ

南砂住宅

よりは少しだけメジャーな気もします。

「このマンションに住みたい!!」

と切望する方もいたりしますからね。

 

大倉山ハイムは、全8棟からなる大型の集合住宅で、

1〜2号棟と3〜8号棟で管理組合が分かれています。

竣工時期もズレがあり、

1〜2号棟は1973年築なので、現在築44年

3〜8号棟は1979年築なので、現在築38年

となります。

 

築年数を重ねたマンションではありますが、

大倉山のランドマークとも言えるマンションだと、

個人的には思っています。

 

そんな大倉山ハイムについても、

魅力を3つに絞ってご紹介しようと思います!

 

1. 抜群の管理状況!!

管理の良さは、一番の魅力でしょうね。

1〜2号棟は築40年を超えますし、

3〜6号棟も築38年と、決して若いマンションではありません。

しかし、外観や共用部分の綺麗さは、その古さを感じさせません。

いや、団地のような外観からは、「古さ」自体は感じるかもしれませんが、

現地を見れば、いい古さ、ヴィンテージ感を覚えることでしょう。

 

丁寧に整備された中庭や、歩道と建物の間の植木。

中では楽しそうに遊ぶ子供達の声が響きますし、

すれ違うたびにきちんと挨拶をする住人が多いのもとても好印象です。

住んでいる人もこのマンションを愛しているのだろうな

となんだか幸せな気分にさせてくれます。

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もちろん、魅力は外観や中庭だけではありません。

お部屋の中に入ってからも、その快適さに驚くことになるでしょう。

冬でも暖かいし、外からの音も全く気になりません。

そう、何を隠そう大倉山ハイムは、前回の修繕で

「玄関ドア」と「窓サッシ」の交換を行なっているのです。

古いマンションだと、なかなかサッシにまでは手をつけられず、

居住者の負担でインナーサッシを取り付けるケースも多いですが、

大倉山ハイムは、全戸のドア・サッシを修繕積立金を使って、

入れ替えるということができたのです。

 

なんとなくの要望で、適切な修繕を置き去りにして、

ドア・サッシの交換に手をつけるマンションもたまにありますが、

大倉山ハイムはそうではなく、見事に計画的に修繕を行なっています。

生まれ変わったらこんなマンションになりたいな、とさえ思います。

 

そのしっかりとした管理が評価され、

第25回BELCA賞ロングライフ部門の受賞建築となっているそうです。

第25回BELCA賞

  

2. ペットも飼えちゃう!!

古いマンションですと、ペットが飼えない場合が多くあります。

しかしながら、大倉山ハイムはペットの飼育が可能です。

たしか、ワンちゃんですと、中型犬2匹以内とか、

それくらいの条件だったと思います。

 

小型犬でなく中型犬が、しかも2匹も飼えるマンション自体多くないので、

この点だけを見てもとても希少価値の高いマンションだと言えそうです。

 

ワンちゃんのお散歩コースもいろいろあり、

近場であれば中庭を含め大倉山ハイムの敷地内をお散歩。

あるいは、鶴見川がすぐ近くにありますから、

河川敷をテクテク歩いて行くのも気持ち良さそうです。

大倉山駅の方まで行けば、大倉山がありますから、

少し負荷をかけたお散歩をしたいときは、

一番上まで坂を登って行くのもいいかもしれませんね。

 

3. 衰えることない人気!!

大倉山ハイムは、この3年くらいだけで見ても、

売買価格がガツンと上がっているようです。

以前であれば、もしかしたら2,000万円そこそこで

70平米弱のお部屋が買えたかもしれませんが、

最近では3,000万円を下回って出ることは少ない印象です。

 

大倉山ハイムの価格高騰は決してバブル的なものでなく、

中古マンションの一般化が進んだことで、

改めてその価値が見直されているのだと思います。

 

 大倉山住みやすい街ですし、

 その中でも人気の学区に位置するマンションですし、

 旧耐震の建物ですが、現在の耐震基準を満たしていますし、

 (つまり適合証明を取得すれば住宅ローン控除も使えます。)

 ペットも飼えますし、

 横浜駅までも歩けますし、

 (つまり、新幹線が使えます。)

 将来の売り貸しの不安もないですし、

 

なんというか、ネガティブなポイントが実に少ないマンションです。

もちろんオートロックなどはありませんが、

住人同士のコミュニケーションが取れていることが何よりの防犯となります。

個別のお部屋については、様々なIoT機器がありますから、

そういうものの組み合わせでセキュリティを確保した方が、

オートロックだから大丈夫みたいなエセセキュリティよりずっと効果があります。

 

 

書けば書くほど好きになるマンションです、大倉山ハイム。

 

皆さんも大倉山に訪れた際は、チェックして見てくださいね。

 

では。

『あえて選んだせまい家』を読みまして

皆様こんにちは。

中古マンションマンです。

中古のマンションをこよなく愛する、中古マンションマンです。

 

『あえて選んだせまい家』

そんな本を読みまして、

これがとても興味深い内容だったので、

これまた中古マンションと絡めてご紹介します。

 

 

家といえば、広いに越したことはない、

と考える人はたくさんいると思います。

ところが、自分たちの暮らしの棚卸をすると、

実は広さよりも大切なものがあることに気づいたりします。

 

家族との距離感

コミュニケーションの密度

よりよい立地での暮らし

住居費は抑えたい

必要十分な間取り

  ・

  ・

  ・

 

「暮らし」を良くするために「住まい」にできること。

それを考えた時に、色々な解が出てくると思います。

その解は、人それぞれですよね。

 

中古マンションの魅力のひとつは立地の良さ。

よりよい立地で暮らしたいけど、広さを求めると高くて住めない。

だったら、古いだけで価格が下がる中古マンションで。

狭くても、リノベーションで好きな間取りを作れれば、

自分の暮らしにフィットした住まいが作れますよね。

 

この本の中でも、いくつか中古マンションの事例がありました。

例えば、築40年以上の中古マンションをリノベーションした事例。

この例からは、中古マンションの魅力がビンビン伝わってきます。

予算上、新築だったら絶対に住めない立地で、

古くても自分たちの暮らしに合わせて中身を作って、

「住まい」が幸せな「暮らし」のベースとなっている。

素敵な住まい観をお持ちなのでしょうね、この方は。

 

地方で土地がタダみたいなところに住むのなら、

広々した立派な注文住宅を作るのもいいでしょう。

住宅を資産として捉える必要もないですし、

限られた広さの中で間取りを作る必要もないですし。

 

でも、上記の中古マンションを購入した方の事例のように、

都心で暮らす方は、もっと「住まい」について、

真剣に考えた方がいいかもしれません。

広ければいい、新しければいい、ではなく、

自分たちの「暮らし」や「価値観」にしっかり向き合った上で、

自分たちはどんな住まい方をすべきか、

しっかり考える人が増えてくれると嬉しいです。

 

 

本の内容にあまり触れない結果となってしまいましたが、

読んで良かったと思います。

ありがとうございました。

 

では。

船橋っ!?住みたい街ランキングが発表されました

 皆様こんにちは。

中古マンションマンです。

中古のマンションをこよなく愛する、中古マンションマンです

 

本日は、気になるニュースについて書いてみようかなと思います。

 

不動産ポータルのHOME'Sさんから、

2017年「買って住みたい街」「借りて住みたい街」ランキング

が発表されました。

とても興味深い結果だったので、

「買って住みたい街」の方に絞って考えてみようと思います。

www.homes.co.jp

 

 

むむむ?去年と顔ぶれがかなり違うぞ

今回の結果を見て、まず驚いたのは、

第一位「船橋」!!

の部分でしょう。

正直びっくりです。

そんな皆こぞって船橋に住みたいの?

ふなっしーってそんなに人気なの?

とか、まぁ想像もしていない結果でした。

 

ちょっと2016年と2017年のTOP10を比べてみましょう。

 

2016年

第1位 :吉祥寺
第2位 :横浜
第3位 :恵比寿
第4位 :品川
第5位 :武蔵小杉
第6位 :池袋
第7位 :二子玉川
第8位 :荻窪
第9位 :新宿
第10位:鎌倉

 

 

2017年

第1位 :船橋
第2位 :目黒
第3位 :浦和
第4位 :戸塚
第5位 :柏
第6位 :流山おおたかの森
第7位 :津田沼
第8位 :町田
第9位 :三鷹
第10位:大宮

 

あれれ、被っているものひとつもない。。。

というのも、そこにはきちんと理由があって、

HOME'S総研のチーフアナリスト中山さんによれば、

今回のランキングでは集計方法を見直したそうです。

 

なるほど、「ここに住みたい!」という夢や希望ではなく、

現実的にどこで探している人が多いか、

という事をベースにしている集計なのですね。

 

確かに、2016年の顔ぶれを見ると、どの街についても、

「うんうん、住めるなら住みたいよ!」と私も思います。

 

2017年だと、せいぜい目黒か三鷹あたりかな、個人的には。

というくらいバラエティに富んだラインナップになっています。

 

もしかして、まだまだ新築優勢?

このランキングを見て、

「まだまだ多くの人は新築・築浅を望んでいるのだろうか。」

という事を感じました。

中古が新築を逆転したぜ、なんていうニュースについても

最近ブログに書かせてもらいましたが、

思ったより世界は中古マンションを求めていないのかな。

chukomansionman.hatenablog.com

 

どうして、このような感想を持ったかというと、

今回上位にランクインされたエリアは、

手ごろな新築マンションが買えるエリアなのではないかな、

と思ったからです。

 

細かい新築竣工数とかを追っているわけではないのですが、

上位の顔ぶれを見ていると、

 

 都心で働くファミリー層が、

 予算3,000万円台程度で、

 通勤時間・利便性よりも周辺環境を重視して、

 新築マンション(あるいは戸建て)を探している

 

そんな光景が目に浮かんできます。

どれもターミナル駅で、バスも沢山出ているでしょうし、

駅から多少遠かったとしても、このエリアでなら、

普通のサラリーマン世帯でも広めの新築マンションが買える

という事なのかもしれません。

 

細かいユーザーの行動履歴を知っているわけでもないですから、

あくまで中古マンションマン的仮説なのですが、もしかしたら、

まだまだ中古マンションはメジャーじゃないのかもしれません。

 

負動産は持たないでほしい

中古マンションマンの切なる願いを。

もしも、この結果がユーザーの新築志向に起因していたとすると、

少しだけ怖い未来が見えるな、と思っています。

 

人口減が減少・高齢化が進んだ将来、

今購入したマンションが、果たしてどれくらいの価値を持つか。

その不動産は「負」動産にならないか。

住宅を購入するのであれば、その視点だけは忘れないで欲しいです。

 

さくら事務所の長嶋修さんのつぶやきも、とても刺さりました。

 

 

 

ちなみに、

船橋

目黒も

浦和も

戸塚も

柏も

流山おおたかの森

津田沼

町田も

三鷹

大宮も

すごくいい街だとは思ってますからね!

価値がない街だとか言っているわけではなく、

「住宅購入をするなら将来価値まで考えて!」

というメッセージですからね!

 

では、またお会いしいましょう。

「暮らし」と「住まい」について考える〜リノベーション〜

皆様こんにちは。

中古マンションマンです。

 

中古のマンションをこよなく愛する、中古マンションマンです。

 

 

「暮らし」と「住まい」というテーマでもう少し書いてみようと思います。

以前の記事では「職住近接」というテーマで、

特に都心で働く人にとっては、利便性の高い場所で中古マンションを

手に入れるというのが賢い選択ですよね、というお話をしました。

 

今回は「間取り」という視点から、「暮らし」と「住まい」、

中古マンションについて考えてみようと思います。

 

間取りに合わせて暮らす?

間取りに合わせて暮らす、実に当たり前の選択ですよね。

注文住宅でも作らない限り、オプションで間仕切りの有無や壁の色など

選択することができたとしても、

自由な間取りを作るという住まいづくりはほぼできません。

なので、出来上がった間取りの上で、家具の配置を工夫したりしながら、

自分たちにとって暮らしやすいようにカスタマイズしていくことになります。 

 

もちろん、悪いことではないと思います。

ですが、「住まい」で「暮らし」をもっとよくしようと思ったら、

より自分のライフスタイルに合った間取りを作る必要があると思います。

 

マンションだと、基本的に縦の列は同じ間取り。

上の階の人も、下の階の人も、自分とは全く違うライフスタイルのはず。

家族構成だって、仕事だって、趣味だって全然違うはず。

なのに、なんで同じ間取りで暮らしているんでしょうか?

それが当たり前だから?

 

 

「リノベーション」という選択

間取りに合わせて暮らすのが当たり前。

そんな常識を覆す住まいづくりが広がっています。

それが、「リノベーション」。

今ではテレビなどで見聞きしない日はないくらい普及してきたかもしれません。

 

詳しくは、リノベーション住宅推進協議会のWEBページなどが

参考になるかなと思います。

リノベーションとは|リノベーションについて|一般社団法人 リノベーション住宅推進協議会

 

中古マンションとリノベーションは実に相性がいいです。

中古マンションの魅力についても、以前の記事でお話ししましたが、

デメリットは、何よりも「古い」ということ。

建物自体について言えば、修繕がしっかりしていれば

「古い」ということそれ自体が心配になることはありません。

 

ただ、お部屋の中となると、中古マンションはたくさんの問題を抱えています。

30年、40年前の人々の生活と今の生活は全く異なるし、

設備や使用も古く、傷んでいたりもするし。。

 

そんな古いお部屋の中を丸裸にしてしまって、

そこから自分たちの「暮らし」に合わせて間取りを作っていく。

 

ある人は、広いリビングでパーティをするかもしれない。

ある人は、キッチンを囲んでお料理教室を開くかもしれない。

ある人は、大きな収納に家のものを全部つっこむかもしれない。

ある人は、家の中に図書館を作るかもしれない。

ある人は、広いエントランスで自転車の整備をするかもしれない。

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人の数だけライフスタイルがあるので、きりがありませんね。

 

どんな人にだって、自分に「暮らし」に合った「住まい」の形はあるはず。

既成の間取りにとらわれず、

中古マンション×リノベーション

でつくっていくというのは、考えるだけでもとてもワクワクする事だなと思います。

 

文字だけじゃわかりにくいので

文章も上手くないし、いくら書いても、イメージがわかないですよね。

リノベーションの事例を楽しめるWEBサイトを集めてみたので、

色々見てみてください。

 

・・・少しでも、伝えたかった事が理解してもらえるといいな。

 

『SUVACO』

suvaco.jp

 

『リノベりす』

renoverisu.jp

 

『リノべる。』

www.renoveru.jp

 

 『nu』

n-u.jp

 

『blue studio』

www.bluestudio.jp

 

今回も、かなり抽象的なお話になってしまいましたが、

中古マンションマンはリノベーションに大注目です!